最期の日に備えて

今週月曜日の深夜から我が家の愛犬・虎之介(トラ)の容態が悪くなってきた。
その日が近づいてきたのかと思うので、しっかりその姿を焼き付けておこうと思う。

7月28日(月)深夜2時40分過ぎ、PC作業を終えた自分が寝室へ向かう。
トラは普段から自分の作業部屋で寝ていることが多いのだが、この日の夜は爆睡状態だったので起こす事なく先に寝室で転がった。

後を追うように足音がしたので、寝室から顔を出すと、いきなり横に転がって痙攣が始まる。

時間にして2~30秒だっただろうが横になって足をバタバタさせて泡も吹いた。

少し落ち着いたところで体を起こしてあげるとトラ自身でも何があったか驚いているかのように周りをキョロキョロ見回している。

しばらく付き添っていて2時間ほどすると再び痙攣。
また数十秒して落ち着く。

おしっこも上手くできなくなっているので、そのまま自分も床に付き添って寝る。

そしてまた2時間後の7時過ぎに痙攣が起きる。そしてまたすぐに治まる。

朝一で病院に連れていこうと、二女の保育園送りが終わったところで準備をしていたら、9時過ぎにまた痙攣を起こす。
幸いこの日は長女が発熱で学童を休んでいたので状況を見ていてくれて、自分が別の部屋にいてもすぐに教えてくれた。痙攣が落ち着いたところでかかりつけの動物病院へ連れて行く。

良性だが脳に腫瘍ができていたことで毛が禿げてきたり、腎臓が悪くなり肌が荒れてきたりしていたのだが、それが更に悪さを始めて痙攣を起こし始めたようだ。

4年前に相方犬のハルも脳腫瘍で亡くなっているが、その時も最後の方は痙攣が起きていてそれと同じ様子だった。

こういうときが近づいているのを感じたのか、先週少しだけ気温が落ち着いた時に散歩に連れ出した。
最近は夜でも気温が高く地面も熱を持っているので散歩に連れていくことができないのでいたのだが、ベランダで風に当たりながら過ごすトラを見て、この日に連れて行かなければ二度と散歩に行けないような気がしたのだ。

そして数日経って、まさかこんな状況になるとは思ってもみなかった。

火曜日深夜もまた痙攣が起きて以降は処方された薬の効き目もあるのか、痙攣もなく少し落ち着いている様子。

長く生きていて欲しい反面、苦しまないで欲しいという辛い時期に来てしまった。